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Child support養育費コラム

2018年12月27日

【成功事例】産後6年で養育費請求のスタートラインに(未婚母子家庭 認知あり)

【債権者のプロフィール】【成功事例】産後6年で養育費請求のスタートラインに(未婚母子家庭 認知あり)
女性Sさん(職業:カウンセラー)
対象児:7歳(回収成功時)

【コニアスへ相談するまでの経緯】

-今回養育費を請求した相手方や当時の状況について教えてください。
Sさん:妊娠中に突如姿を消されました。認知だけは何とか取り付けたものの、数ヶ月のみ振り込まれた養育費もすぐに途切れました。養育費の取り決めまでしていなかったので、途方に暮れました。相手方が9歳年下だったため、親族からは「お前がバカだったんだよ、若い相手なんだから追い詰めたら可愛そうだ」なんて言われながら。でも、出産は待ってくれません。産後1年間は、生活保護をもらいました。

-そんな状況の中、0歳の子育てをされていたのですね、周りからの支援はありましたか?
Sさん:いえ、何もありません。ただ私は元々バツイチで、10歳近く離れた第一子がいました。第一子のママ友の存在は支えにはなりましたが、実際はそんなに頼りにはできない。頼ったらお返ししなきゃって思ってしまうんです。もっと甘えても良かったのかもしれないけど…もちろん子どもは可愛かったのですが、よく当時を乗り越えられたな、なんて思います。

-その後はどのような生活を送っていたのでしょうか。
Sさん:生活保護から抜け出したかったので、友人の勧めで生命保険の営業職に就きました。保育園に預けるため、正社員なら何でも良かったのです。やりたい仕事ではなかったので当初の約束通り1年で退職させてもらい、別の仕事を掛け持ちでやりました。子どもが小さい頃は子育てと仕事に追われ、生活に全く余裕がありませんでした。その後、細々と続けていたカウンセラーの仕事で何とか生計を立てられるようになりました。自営業なので子育てともやりくりしやすく、長い期間を経て、生活を立て直すことができました。

-養育費の請求について動き出したのはいつ頃からでしょうか。
Sさん:知識としてはありましたが、当時はそんなことを考える余裕もありませんでした。たとえ相手が見つかっても支払ってくれないだろう、もし支払ってくれたとしても大した金額ではないだろう、という諦めもありました。でも、下の子が育つにつれてお金の心配も増してきて。携帯で調べていたら、コニアスのサイトを発見しました。

-コニアスのサイトを見てすぐに相談しましたか。
Sさん:当時ギリギリの生活だったので、着手金なしの完全成功報酬型なら弁護士さんへお願いできると思いました。でも、相談フォームには、相手方の情報や経緯を入力する必要がありました。そこへ、自分で言語化して入力する気力というか、向き合うエネルギーがなく、実際にフォームを入力して送信するまでに1年近くかかってしまいました。
今改めて振り返ると、相手方に見捨てられたような惨めさ、養育費を支払ってくれない悔しさ、余裕なく毎日が過ぎていく無力さ、たくさんの葛藤があったように思います。

-コニアスの登録弁護士から連絡がきたときはどんな心境でしたか。
Sさん:まさか本当に弁護士さんに相談に乗ってもらえるなんて思わなかったので、それだけでもうびっくりしました。きちんとした約束もないのに、請求できるの?って。実はフォームを送信するだけで気持ちとしては少し落ち着きました。子どもは何も悪くない、なのに養育費ももらえず余裕のない生活をしていること、そしてそれに対して請求しようと行動しない自分にケジメをつけたかったのです。だから、少しでも行動できたっていう前向きな気持ちになったんです。
なのに、弁護士さんに実際に相談にまで乗ってもらえて。本当に勇気を出して一歩踏み出して良かったと思いました。

【実際の流れ~弁護士との電話相談、そして養育費請求調停へ~】

本ケースでは、養育費について取決めを行うことからのスタートとなりました。
依頼人の知っている住所と、その後判明した住所に内容証明を送付するも反応なし。その後調停へ。相手方は再婚し実子もあり、収入が少ない上に税金の滞納分の支払いもありましたが、養育費を払う意思はありました。月1万 +毎年金額見直しにて合意に至りました。

-調停のとき、どんな心境でしたか。
Sさん:私は出頭しなかったので後から弁護士さんに聞きました。払う意思があること、さらに相手方の現在のパートナーも、支払いを促していると聞いて驚きました。ただ「今は会えないが、会える状況になったら子どもにも会いたい」と聞いたときには、「会える状況」ってどんな状況なんだろう、って正直、思いましたね。相手の話はもう信用できないし、これ以上期待することもありません。もちろん実際に会いたいと言ってきたら、または子どもが望んだら、面会交流もしますが。

-実際に回収した金額が振り込まれたとき、どんな心境でしたか。
Sさん:初回は、成功報酬以外に実費負担分も差し引かれるので金額としては本当に僅かでした。でも、金額以上に、やっと願いが形になった、子どもに対して「最低限やるべきことはやったよ」と義務を果たせたような達成感を感じました。

-養育費の使いみちを教えてください。
Sさん:将来のことを考えたら少しでも貯金しておきたいのですが、今まで我慢してきたことに使うことも大事かなと思っています。衣料品、ちょっとした雑貨など、女の子なので何かと欲しがります。お友達と同じような体験を少しでもさせてあげられたら、と思います。今、習い事は一切通わせていません。学校と学童の往復の毎日で、送迎ができないからです。送迎のために勤務時間を減らしたら収入も減ってしまう。それに月謝以外にも結構お金がかかるんです、準備する物や発表会とか。始めてしまったら自分の首を締める、だから諦めていました。もらった養育費で、送迎不要なものなら1つくらい通わせてあげられるかなと思います。

-最後に、同じように不払いで困っている方へメッセージをお願いします。
弁護士さんへ相談するまで長い期間を要してしまいましたが、やっぱり、相手を許せない気持ちがありました。養育費も払わずに、何の重荷も背負わず、どこかで日常を送っている相手方が。どうか、一歩、勇気をもって踏み出してほしいです。私も7年以上もかかってしまったけど、どうか、諦めないでほしいです。

-Sさん、インタビューに答えてくださり、ありがとうございました!

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